Saturday, September 19, 2009

唯一の神、アッラーへの信仰

唯一神信仰はイスラムの核心です。神が存在することを認めるだけでは信仰者とはいえません。信仰者であれば、神を神御自身によって描写されたままに受け入れなければなりません。神についての正確な描写を見出すことができるのは、神の言葉そのものが記されたクルアーンのなかだけです。聖クルアーンの中で神は「アッラー」という固有名詞を使っています。アラビア語の名前「アッラー」には性別も複数形もありません。

「アッラーのほかに崇拝すべき神はいない」というのがイスラム教徒の唯一神信仰で最も重要な核です。アッラーには唯一無二、全てのものから自立し、子も両親もなく、その存在は何ものとも比較し得ません。アッラーには配偶者も同位者もありません。預言者、聖人たちを崇拝し、さらに人間によって造られた偶像神を崇拝することは、アッラーだけが唯一、全ての崇拝を受けるに値するというイスラムの教義に真っ向から反しています。全能なるアッラーは、聖クルアーンの中で、アッラーに同位者を配する者達に対して最も厳しい警告を与えています。

それはアッラーに赦されることのない唯一の罪であり、地獄こそがそのような罪を犯した者達の来世での住処です。全能なるアッラーは、人間の五感では把握できません。アッラーを絵画や像によって人間、半人間、あるいは動物のように表現することは大罪です。そのような罪を犯した者は、審判の日、自分の造った偽りの神々に命を吹き込むように言われます。人間にそのようなことができるはずもなく、唯一真正なる神アッラーに服従しなかった罪で、彼らは厳しく罰せられます。唯一の神を信じるとは、不可視の創造主、アッラーを信じることです。

始まりと終わりがある被造物とは異なり、アッラーは全ての始まりの前から存在し、全ての終わりの後も存在し続けます。唯一の神を信じるとは、アッラーが永遠の存在であると信じることです。アッラーは無からあらゆるものを創造します。あるものを存在させるとき、アッラーの「有れ」の一言で、それは存在するのです。アッラーは可視、不可視両世界のあらゆるものを創造しました。唯一の神を信じるとは、アッラーが全ての創造主であり、彼にとって創造はいとも容易いことであると信じることです。アッラーは何も必要としません。アッラーが彼の創造物に求めるものは何もありません。被造物は消耗し、燃え尽きてしまいます。

神が6日間で天地を創造し、疲れて7日目に休憩したと主張する人々がいます。この主張は人間が考えたことで、アッラーは自身の見解ではありません。私達が自分の物と思っているもの(金、財産、知識、技術など)は全て、アッラーの慈悲によって与えられたものです。それらは、アッラーに許可された用い方をするという条件つきで私達に与えられたアッラーからの預かり物です。被造物は自分で自分の必要を満たすことはできません。それは、アッラーによって創造されたか供給されたものの投入があって初めて満たされるものです。アッラーは天と地の全てのことを知っています。たった一枚の葉ですら、彼が気づかずに落ちることはありません。全てのものはアッラーの元から来て、定められた期限が過ぎると、アッラーの元へと帰っていきます。アッラーだけが、被造物それぞれの寿命、また、宇宙全体の寿命を知っています。

審判の日、私達は生き返らされ、自分の行いの全てに対する責任を問われます。私達の口は封じられ、私達の手足が記録を「語り」ます。私達の行いの全てが記された記録書が開かれます。その日、家族も友人も、互いに相手を認識することはできません。その日、アッラーに許された者をのぞき、誰も私達の執り成しや弁護することはできません。その日、アッラーのみが裁きの主で、アッラーの意に沿った生き方をした者達は天国へ、そうでなかった者達は地獄へと送られます。アッラーに助けを求めないことは分別のない傲慢で、他者に救いを求めることは全くの無知です。「天にあるものと地にあるものは、王にして聖なる御方、威力比類なく英明なるアッラーに賛美を捧げる」(クルアーン第62章1節)。

つまり、

  • 唯一神信仰はイスラムの核心です。
  • 唯一、全ての崇拝を受けるに値すると言うイスラムの教義に真っ向から反しています。
  • 唯一の神を信じるとは、不可視の創造主、アッラーを信じることです。
  • 唯一の神を信じるとは、アッラーが永遠の存在であると信じることです。
  • 唯一の神を信じるとは、アッラーが全ての創造主であり、彼にとって創造はいとも容易いことであると信じることです。
  • 唯一の神を信じるとは、アッラーが自存していると信じることです。
  • 唯一真正なる神アッラーは疲れません。
  • 唯一の神を信じるとは、アッラーが永遠に力強い方であると信じることです。
  • 唯一の神を信じるとは、アッラーがあらゆるものの所有者であると信じることです。
  • 唯一の神を信じるとは、アッラーがあらゆるものの維持者であると信じることです。
  • 唯一の神を信じるとは、アッラーが全てのことを知っていると信じることです。
  • 唯一の神を信じるとは、アッラーだけが終末のときを知っていると信じることです。
  • 唯一の神を信じるとは、アッラーが最後の審判の日の主宰者であると信じることです。
唯一真正なる神アッラーについてもっとよく知るために聖クルアーンを呼んで下さい。

参照:www.islamonline.net

No comments:

Post a Comment

What do you say?・どう思いますか?